就任から1年を迎えたアメリカのトランプ大統領。マスコミとの闘いの一年でもあったトランプ大統領は、このたび晴れて、『フェイクニュース大賞2017』を発表しました。前代未聞の珍事に国内のメディアは、異論・反論・批判飛び交い、国外メディアは興味本位にこぞって取り上げているみたいです。

この『フェイクニュース大賞2017』はトランプ大統領のツイッターを通じて発表されたもので、自分に対して報道されたニュースに対して、嘘だとみなしたお気に召さないニュースピックアップしたもののようです。

大賞には11の報道が選ばれていて、どんなニュースがランクされているのか?

11Fake News

【ニューヨークタイムズ】

  • 大統領選挙直後、ノーベル経済学賞学者ポール・クルーグマン教授が「これで経済は決して回復しない」とした見解を掲載した報道。
  • トランプ大統領が気候変動に関する報告書を隠蔽したとする報道。

【CNNテレビ】

  • 当時のトランプ候補と長男のジュニア氏が、『ウィキリークス』からハッキングされた資料を入手したという報道。
  • トランプ大統領の訪日時、迎賓館でこいが飼育されている池に木箱の餌をすべて投げ入れた映像の編集。※こんな報道どうでもいいわ。
  • トランプ政権の元広報責任者スカラムッチ氏が、ロシア側と接触していたという報道で、編集のプロセスが守られていなかったとして担当した3人の記者が辞職したことについて。
  • トランプ大統領がロシア疑惑をめぐる捜査の対象になっていないとする主張に、FBIのコミー前長官が議会の公聴会で異議をとなえる見通しとする報道。

【ABCテレビ】

  • ロシア疑惑をめぐり、トランプ大統領がフリン前大統領補佐官にロシア側と接触するように指示したという報道。関連して株価が急落したことについて。

【TIME誌】

  • トランプ大統領が、執務室からキング牧師の胸像を撤去したという報道。

【ワシントン・ポスト】

  • トランプ大統領のフロリダ州集会において、ほとんど人が集まっていなかったとするツイッターの写真を掲載した報道。(本当は、大勢の人これから入ろうとする過渡の状況を、不誠実な記者が写真を掲載したらしい)

【ニューズウィーク誌】

  • ポーランドの大統領夫人がトランプ大統領と握手をしなかったという報道。(握手をしている写真を公開)※どうでもいい報道じゃん。

【ロシア疑惑(共謀)をめぐる様々な報道】

  • アメリカ国民に対する最大のでっちあげ。ロシアとの共謀はない!と反論

国内メディアは異論反論オブジェクション

トランプ大統領は、メディアは90%の時間を現政権のネガティブな報道かフェイクニュースに費やしているが、就任からおよそ1年で多くの成果を出している、と強調している。

一番のやり玉にあげられているのがCNNテレビ。CNNテレビのアコスタ記者(ホワイトハウス担当)は、「トランプ大統領はわれわれをフェイクニュースと呼び、報道に対する信頼をおとしめている。大統領としてふさわしくない対応をしており、容認すべきでない。われわれの行動指針は真実を伝えることだ。」と強調した。やっぱり早速反論している。

ワシントン・ポストからは、CNNの反論とは異なるコメントが発表されている。「11の報道のうち、少なくとも8つについては、誤りを認めてすでに訂正しており、2つに関しては記者の停職処分や辞職といった措置をとっている」と火消しともとらえられるコメントを寄せている。そのうえで、「誤りは誰もが犯すものだ。重要なのは誤りに気付き、訂正することだ。トランプ大統領は2000以上の嘘や、誤った発言をしていながら、ほとんど間違いを認めていない」と、開き直り的な批判をしている。

面白いデータも公表されてます。

トランプ大統領のツイッターをモニターしているウェブサイトによると、昨年1月トランプ大統領が就任以降、今月17日までに投稿した2600回のツイートのうち、「Fake News」と書き込んだ回数は186回に及んでいて、さらに主要メディアを名指しで書き込んだ回数は、ニューヨークタイムズが38回、CNNが34回、NBCが31回で、その殆どが批判だったようです。

逆に、保守系テレビ局FOXに対しては、トランプ大統領は、「FOXニュースはCNNよりもはるかに重要だ」と投稿するなど、FOXびいきを明確にしている。

2018年もトランプ大統領からは目が離せない

昨年末の爆弾大統領令「エルサレムへの米国大使館移転」で、年末から混乱を呈し始めた中東情勢。そして未だ解決の糸口が見いだせない、エリンギヘッド(ロケットボーイ・金正恩)との確執「北朝鮮核問題」。こういった国際情勢と相まって、国内では大幅な減税による株価上昇など、景気が良くなるとメディアも批判が難しくなりそうだけど、トランプ大統領には「ロシア疑惑」というウィークポイントがあって、トランプ大統領に批判的なメディアは、この部分に話題を集中させると思われます。

今年の後半には、中間選挙もある。トランプ大統領の舵取りが注目されるところ。(そんな器用なお方じゃないように思えるけど・・・)トランプ政権が一期のみと仮定した場合、「ロシア疑惑」による弾劾裁判があったとしても、その前に任期は終わってしまいそうだし、何だか好き勝手に「言って」「やって」四年の任期を終えていきそうだ。

今年もトランプ大統領から目が離せないことだけは間違いない。それと『 Fake News Awards』は出来れば毎年の恒例行事にして欲しい。単純に面白いからね。