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三菱マテリアルの子会社(三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウム)が自動車や航空機向けなどに出荷した素材製品の検査データを書き換えていた問題は、出荷先が274社と広範囲に及んだ。神戸製鋼所に続く品質データ改ざんで、改めて日本のものづくりのあり方が問われそうだ。

引用:毎日新聞 三菱マテ系不正「日本のものづくり」不信に拍車

先日発覚した“三菱マテリアル”の製品検査データ改ざん問題。神戸製鋼の問題につづき、Made in日本のブランディングともいえる、モノづくりの根幹を揺がしかねない事件が、また起きてしまった。

JRをはじめ、国内自動車メーカー各社(トヨタ・マツダ・ホンダなどは購入していないことを確認)、MRJを開発中の三菱重工業、また海外では米ボーイング社や欧エアバス社など部品購入の確認を急いでいるようです。

今回の三菱マテリアル、そして神戸製鋼の不祥事だけど、それによって、安全確認や出荷停止で取引が見直されたりすれば、その影響の煽りを食らうのは経営体力の乏しい下請けの中小企業。そうなれば、モノづくり自体を維持出来なくなってしまうのでは・・・。「ブランドを損ねる」云々を言っている場合じゃなくなっちゃいます。

競争激化の今日。だからこそ質を高め、かつ利益につなげるのが日本のモノづくり。それだけに今回の一連の不祥事は、日本を代表する企業としてMade in日本の信用を裏切る行為だ。日本企業は再度襟を正して、これからもモノづくりに臨んでいただきたいですね。

三菱マテ系不正「日本のものづくり」不信に拍車(毎日新聞)