アメリカンフットボールの関東学生連盟は10日、日大と関学の定期戦(6日、東京・アミノバイタルフィールド)で3度の反則行為をし、退場処分を受けた日大守備選手に対して、対外試合出場を禁止する処分を発表した。連盟による選手への処分は極めて異例。
・・・中略・・・
6日の試合で日大の守備選手は関学大攻撃の1プレー目、関学大のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えた数秒後に背後からタックル。QBはそのプレーで負傷退場した。日大の守備選手はその後のプレーでも不必要な乱暴行為を続け、5プレー目で退場処分となった。
日大はどんだけのタックル(ラフプレー)をしたのか? アメフト好きの僕はとても興味があったので、早速その時の動画を見てみました。
記事では3度の反則と出ているのだけど・・・、僕が確認したのは関学(関西学院大学)ファイターズのQB(クォーターバック)が、日大(日本大学)フェニックスのDL(ディフェンスライン)にパス後にハードタックルした映像。
映像はコチラ→
映像で見ると歴然で、関学のQBがボールをリリース。QBはリリース後サイドラインの方向へ対比するが、そこに背後から日大DLがタックル。DLはボールには一切反応せず、QB目掛けて突進し、退避後の力を抜いた状態のQBに背後からハードなタックルを敢行している。競技プレーとはまったく関係なく当該選手を傷つけることだけを目的とした意図的で極めて危険なプレーだったということは一目瞭然。
本場のNFLでも見ることがないような、アンフェアなレイトヒットの様に思えた。
殺人タックルを受けた関学QBは、このプレーで負傷退場、試合後に医師から全治3週間との診断を受けている。
大学アメフトにおける日大と関学は、東西の雄として君臨していて、過去にも名勝負が繰り広げられている。ショットガンの日大に対して、多彩な攻撃の関学というイメージがあって、僕は関東在住ながら京大が台頭してくるまで、関学のプレーが好きだった。
今回の日大の悪質なプレーを見て、当時の日大の篠竹監督や関学の武田監督はどう思うだろうか?