巷の学校が夏休みに入った最初の日曜日、7月22日に箱根にドライブに行ってきた。
目的は? 特に明確なものなどない。しいて言えば・・・「何となく、ワインディング・ロードに誘われて」
箱根駅伝5区に思いを馳せながら
常磐道→首都高→東名高速→小田原厚木道路と経て小田原へ。そこから国道1号線(旧道)を箱根へ向かう。函嶺洞門を左に見ながら、いわゆる箱根駅伝の5区を完全トレースして、「5区のランナーは、こんな上りを走っているのかぁ・・・」と思いを馳せながら、宮ノ下や小涌谷、小涌園の脇を・・・箱根駅伝の見慣れた景色を見ながら、ひたすら峠を上る(ほとんどおのぼり状態)。最高地点を超え、国道1号線(旧道)は下り坂に姿を変える。眼前に芦ノ湖が見え始めると程なく元箱根に到着。
思ったより楽に、愛車のMR-Sを湖畔の駐車場にを駐車、時計を見ると10時35分、とりあえず湖畔を散策してみる。湖畔では芦ノ湖に向かってルアーをキャスティングするバサー(バス釣り人)が結構いる。そういえば芦ノ湖はバス釣りのメッカだったことを思い出した。
箱根だから、下界よりも高いから涼しいかな?と思っていたのだけど、油断した・・・タオルが手放せない程に暑い。芦ノ湖のほとりを少し歩いただけで汗が・・・。
湖畔を散策しながら箱根神社へ
海賊船の遊覧船を横目に見ながら、箱根神社を目指して歩いてみた。その途中、遊覧船乗り場前の広場などでは、とにかく外人観光客が多い。目につくからか、全体の半分くらいは外国人観光客の様に見えてしまうくらいだった。
そんな芦ノ湖のほとりを歩きながら箱根神社へ。。。
参道に入って歩くにつれて、元箱根の遊覧船乗り場付近と比べると、何度ぐらい気温が低いのかはわからないけど涼しい。鳥居をくぐり階段を上って本堂へ、お参りしようかと思ったんだけど、日本人、外人含めて行列を作るほど大勢の参拝客が・・・。なので・・・、多分暑いせいもあったんだろう、急に面倒くさくなってお参りはせずに戻ってきた。
少し早い昼食
箱根神社や湖畔の散策など、1時間ほどぷらぷらしたせいか程よくお腹が空いたので、少し早いけど昼食をとることに・・・。どこのお店に入ろうか?、何を食べようか?など考えながら、元箱根の街中をまたぷらぷらと・・・。
そして入ったお店はお蕎麦屋さん。(箱根には美味しいお蕎麦屋さんが多いって情報もあったので・・・)
滅多にないことなので、ケチっても仕方ない・・・ということで、奮発して「天せいろ蕎麦」を注文。
天ぷらは、メインのエビ、エリンギ(たぶん)、椎茸、ししとう、白身魚、サツマイモだったかな?と盛りだくさん。お蕎麦も美味しくて満足なお昼だった。考えてみたら、天せいろ蕎麦なんて何年ぶりに食べたんだろうか?
お腹もいっぱいになったので、本来の目的(何となくだけど)だった、ワインディングロードのドライブに向かうことに。
箱根スカイライン、芦ノ湖スカイライン、箱根ターンパイク、湯河原パークウェイなどの有料道路をはじめ、きれいに整備されたワインディングロードが、箱根には沢山ある。走り(ドライブ)を楽しむ為だけに、箱根に来るドライバーも少なくない。
今回は、箱根スカイライン~芦ノ湖スカイラインをチョイスした。
気分上々、ワインディングロード・ラン
元箱根をあとにして、芦ノ湖の東側の一般道を湖尻・仙石原へ、そして乙女峠の手前を左折。箱根スカイラインの入り口“長尾峠”へ向かう。
料金所手前で、駐車中のフェラーリを横目に、料金所を通過。「さすがぁ、有料道路。きれいに整備されていて走りやすい。右、左、右・・・と連続するカーブを気分よく走行しているとさっき料金所前で駐車していたフェラーリが、後ろから迫ってきた。「もう追いついてきたぁ。やっぱ速い!」煽られたわけではないけど、このまま後ろに張り付かれてもプレッシャーなので道を譲る。
その後、芦ノ湖展望公園に車を停めて芦ノ湖の景色を楽しむ。
箱根スカイラインから芦ノ湖スカイラインの間には、芦ノ湖展望公園・三国峠展望台・山伏峠展望台などなど数か所の展望公園がある。それぞれ、芦ノ湖や富士山をイイ感じで展望することが出来る。
三国峠をあとにしてしばらく走ると、芦ノ湖スカイラインの名物のひとつ、「芦ノ湖スカイライン・メロディペープ」を通過する。メロディペープはメロディロードともいわれ、そのエリアを通過するとタイヤの摩擦音で音楽が聴こえるというもの。どんな音楽が聴こえてくるのかというと、“芦ノ湖スカイライン~箱根スカイライン”側で「富士の山」が、“箱根スカイライン~芦ノ湖スカイライン”側では「残酷な天使のテーゼ」(ヱヴァンゲリヲンのNERVの本拠地が箱根という設定に因んでだろう)が聴こえてきます。僕は箱根スカイライン~芦ノ湖スカイラインへと走っていたので、メロディペープでは「残酷な天使のテーゼ」を聴くことが出来た。
そして車は箱根峠に到着、快適なワインディングロードのドライブもゴール。時間は14時を過ぎたとことだったので、「まだ、時間あるじゃん!」ってことで、大涌谷に行くことに。元箱根を通り、またまた仙石原方面に向かって車を走らせる。途中、湖尻手前で右折して大涌谷に向かう。大涌谷の駐車場手前で軽い渋滞。車の窓を開けると温泉特有の硫黄の匂いがする。約10分後、車は駐車場の誘導に従って駐車。
地球の息吹を感じる“大涌谷”
大涌谷は温泉地箱根のシンボル的場所だ。ここに来ると箱根が火山地帯なんだってことを再認識する。そんな大涌谷の火山活動が活発になって、立ち入り禁止になったのは、2015年5月。現在の大涌谷はというと、自然研究路・大涌谷湖尻自然探勝歩道・周辺のハイキングコースなど一部エリアの立ち入り禁止を残すのみで規制はほぼ解除され、その景観を楽しむことが出来るようです。
大涌谷の名物と言えば、「黒タマゴ」だ。なんでも一個食べると7年寿命が延びるとか? 本当かどうかは定かじゃないけど、僕も食べようと売店へ。しかし、何と・・・「マ、マジかぁ」、運悪く売り切れでした。なので、黒タマゴの代わりに、卵ソフトクリームなるものを買って食べてみた。
卵ソフトクリームを食べ終え、大涌谷を出発。帰りは御殿場から東名高速に乗る。途中お決まりの様に渋滞なんかがあったが無事、3時間半程度で帰宅することが出来た。
夏の箱根、予想に反して凄く暑かったけど、ワインディング・ロードを快適に走れて、美味いものも食べれて、結構楽しい一日でした。