カツカレーを食い逃げしたのはだれだ?――。自民党総裁選で安倍晋三首相(党総裁)の陣営が投開票直前に振る舞ったカツカレーを食べながら、実際に首相には投票しなかった議員がいるのではないか。首相陣営がこんな話題で持ちきりになっている。
首相陣営は20日昼、東京都内のホテルで「必勝出陣の会」を開催。首相も出席して結束を確認した。首相を支持する衆参議員用に験担ぎのカツカレーが333食分振る舞われ、完食された。・・・中略・・・。
ところが、実際に首相が得た議員票は329票。少なくとも4人がカレーを食べながら首相には投票しなかった計算になる。陣営幹部は嘆く。「カレーを食べて首相に投票しなかった議員がいる。一体だれなんだ」
この報道を聞いたのは9月21日の昼間、いつも通りラジオから流れる文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ」を車中で聴いているときだった。このニュースを聞いて抱腹絶倒、危うく信号無視しそうになったわ。
石破さんが地方票をどのくらい獲得するのか?くらいしか盛り上がる話題がない状況で、安倍三選確実と言われた自民党総裁選は、今一つ盛り上がりに欠けた。だから開票もさほど興味が湧かない・・・。そんな中で飛び込んできたのがこのニュース。一気に興味が湧いた瞬間だった(しかし総裁選は前日)。
「でも俺は石破さんに投票するよ~」と思いながら、出されたカツカレーを食べている議員。想像しただけで笑えます。「喰い逃げ犯は誰だ?」なんて、何とも間抜けな話ですよね。
夜は“かつや”でカツカレー
「大竹まことゴールデンラジオ」では、このカツカレー騒動を受けて、その後カツカレーやカレーの話題に派生。思わず「カツカレー食べてぇー」と思ってしまった僕は、夕食に迷わずカツカレーを選択。近所のとんかつ屋“かつや”に飛び込みカツカレーを注文したのでした。(写真がかつやのカツカレー)
久しぶりのカツカレーに舌鼓。美味しかったよー!!
これからの安倍政権は
さて確実とされていた議員票、その中から出てしまった造反者(カツカレー騒動)。そして予想よりも獲得できなかった地方票。TOTALでは石破さんを圧倒したかに思える開票結果だったが、開票直後の二人の表情は対照的だった。予想以上に地方票を獲得できた石破さんの明るい表情に比べて、安倍さんの表情は必ずしも明るくなかった。
求心力を失いつつある安倍政権。これからの三年間、政権に何らかの不祥事とかが起きた際には、一気にレイムダックが起きるだろう。安倍さん自身は「何も起きずに、せめて東京オリンピックには総理として出席させてくれ~」と願っているかもしれない。まあせいぜい保身に努めてくださいな。