(3日、エンゼルス13―2インディアンス)
本拠での初出場で、大谷がやってのけた。インディアンス戦の一回2死二、三塁からのメジャー初本塁打。真っ赤なユニホームのファンが集まった観客席は、スタンディングオベーションで、「二刀流」に突き進む背番号17を祝福した。
「やっぱ、もってるなぁ~。」
歴史的な一発を放った大谷翔平を、そう思わざるをえない。
初回2死満塁で打席に立った大谷翔平。インディアンズ先発のトムリン(左腕)の暴投による勝ち越しを挟んで、なお2死2・3塁のチャンスで、2ボール2ストライクからメジャー1号となる3ランを右中間へ放った。ダイヤモンドを一周してベンチに帰る大谷翔平を、チームメイトは“サイレント・トリートメント”で彼を祝福した。
スタジアムの観客も興奮に沸いた。そしてその興奮が翌日も続くとは・・・。
<エンゼルス-インディアンス>◇4日(日本時間5日)◇エンゼルスタジアム
エンゼルス大谷翔平投手(23)が、2戦連発となる本塁打を放った。
前夜の本拠地初打席での衝撃的な初アーチに続き、この日は2点を追う5回2死二塁の好機に、中堅へ同点2ランを放った。本拠地デビュー戦から、2試合連続で本塁打を放つのは、球団史上6人目。新人では初めての快挙。
仕事中に飛び込んできたこのニュースには本当に驚いた。
前日の会見では、「もっと苦しい場面のときにいい1本が出せるように頑張りたい。」と話していた大谷翔平。それがいきなり翌日に、2点ビハインドの劣勢を値千金の一振りで同点とし試合を振り出しに戻した。しかも相手投手は、昨季サイヤング賞を獲得した、インディアンスのクルバー投手。自他ともに価値ある一発だったのだ。前日“サイレント・トリートメント”を仕掛けたチームメートたちも、ハイタッチで出迎えた。
連日、アメリカと日本の野球ファンの度肝を抜き、話題をかっさらった大谷翔平、早くも彼の活躍は「翔タイム(SHO-TIME)」と呼ばれているようです。
今や話題の渦中にいる大谷翔平だけど、同じメジャーで活躍する日本人選手からも、驚きのコメントが寄せられてます・
一緒に練習するなど交流のあるカブス・ダルビッシュ有投手は4日、ブログで2号2ランを打った相手が昨季のア・リーグ最優秀投手だったことに触れ「俺なんかクルバーの球、一生当たらんのやろな」と感嘆した様子で記した。
今後どれだけの「翔タイム(SHO-TIME)」をみせてくれるのか?
単に、「もっている。」とだけでは片づけることが出来ない彼の活躍に、目が離せませんね。