2018年10・11・12月の3ヶ月間で鑑賞した映画のまとめレポート。洋画3本、邦画1本、アニメ3本。
- カメラを止めるな!(2018,10,1 シネマサンシャイン土浦)
- 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章 回生篇(2018,11,3 MOVIXつくば)
- ヴェノム(2018,11,4 シネマサンシャイン土浦)
- GODZILLA 星を喰うもの(2018,11,10 MOVIXつくば)
- ボヘミアン・ラプソディ(2018,11,11 シネマサンシャイン土浦)
- ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生(2018,11,24 シネマサンシャイン土浦)
- ドラゴンボール超 ブロリー(2018,12,25 シネマサンシャイン土浦)
10月に観た映画
カメラを止めるな!
簡単なあらすじ
途中(かなり早い段階)で寝てしまいました。
海の独断的独り言(評)
寝てたので(寝不足がたたったのか、退屈だったのか・・・)批評が出来ません。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章 回生篇
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映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章 回生篇』愛と憎悪が渦巻く生存をかけた攻防戦
ヴェノム
簡単なあらすじ
宇宙空間からある物質を持ち帰ったライフ財団の宇宙船が大気圏突入時のトラブルで地球に墜落した。墜落現場に駆けつけた調査員たちが宇宙から持ち帰ってきたと思われる物質のサンプルを発見、その際に調査員のうちの一人がその物質に寄生され、その場から逃亡するというアクシデントが起きるも、残りの物質サンプルはライフ財団によって回収される。
サンフランシスコで記者をするエディ・ブロックは、ライフ財団の闇、ホームレスを利用した人体実験を知る。エディはライフ財団の弁護士をしていた恋人のアンのパソコンから得た情報をもとに、ライフ財団のリーダー、カールトン・ドレイクに実験のことを問い詰めるのだが・・・。ライフ財団の根回しによってエディは仕事と恋人の両方を失ってしまう。
荒れた生活を送るエディは、ライフ財団の研究員ドーラから情報提供を受け、ライフ財団のラボに忍び込む。しかしそこでエディはシンビオート(墜落事故を起こした宇宙船が持ち帰った物質)に寄生されてしまう。何とか研究所から逃げたエディだったが、次第に変調をきたす自分の身体能力に不安を覚えるのだった。
自分の頭の中で響く別の声に悩むエディ。ライフ財団のドレイクは、シンビオートがエディに寄生してラボの外へ逃げたのを知りエディの捕獲を部下に命じるが、エディは寄生したヴェノム(=シンビオートの個体名)の能力によって追跡の危機を次々と切り抜けていく。
一方、シンビオートの実験を強行するドレイクに、宇宙船の墜落時に調査員に寄生して逃げ出したシンビオート(=ライオット)が襲い掛かり寄生してしまう。そしてライオットの意志により、シンビオートによる地球侵略を企てるため、ドレイク(=ライオット)は宇宙船の新たな打ち上げを敢行する。
エディに寄生したヴェノムは、エディとの意思を交換する中で人間に興味と愛着を持ち始める。そしてライオットが地球侵略を狙っていることをエディに伝え、二人は(実際は一人^^)ライオットの企ての阻止に向かう。
発射直前の宇宙船を目の前にして、エディ=ヴェノムとドレイク=ライオットの対決が始まる。能力勝るライオットはヴェノムを圧倒するが、シンビオートの特性を知っているエディの機転もあり、ギリギリでドレイク=ライオットの野望を防ぐのだった。
不思議な信頼関係が出来上がったヴェノムとエディは、共生しその後も暮らすのだった。
海の独断的独り言(評)
スピーディなストーリー展開、エディとヴェノムのコミカルなやりとりなどが面白く、観終わった後には、続編への予感と期待感を強く抱く作品でした。配給元のソニーも、先に公開された「スパイダーマン ホームカミング」と「ヴェノム」は同じ世界を共有しているとしていて、今後スパイダーマンとの共演も間違いなくあると思われる。エンドロール途中で、エディが刑務所に連続殺人犯の取材に行った時、その凶悪殺人犯はエディにニヤリと笑って「俺がここを出たら大虐殺(カーネイジ)になるぞ」と言うシーンが挿入される。凶悪犯が言及する「カーネイジ」は、原作コミックにおいて、ヴェノムの宿敵の名前だ。凶悪殺人鬼に寄生したシンビオートの残虐さが倍増した赤色の共生体。ヴェノムが単独では倒せず、スパイダーマンと共闘する凶悪キャラなのだ。共演はもはや確信だ。
GODZILLA 星を喰うもの
簡単なあらすじ
扉が開かれ、黄金の刻印が星を切り裂く。
メカゴジラシティの壊滅後、メトフィエスはナノメタルの侵食を受けなかったハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、絶望する生存者たちを信者に引き込みはじめる。それはエクシフが秘め隠してきた“究極の目的”のためだった。そんなメトフィエスを警戒するミアナとマイナ。そして、ハルオは、自らが“人”として何を為すべきかを自問する。
メトフィエスは自身に懐疑的だったミアナを捕らえ、そして神を呼び出す準備を着々と進る。そして遂に、ゴジラ・アースを打ち倒す者がいなくなった地球に、エクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。金色の閃光を纏ったギドラは、信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、超常的存在としてアラトラム号を撃沈した後に地上に降臨する。そしてギドラはゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、やがてエクシフの真の目的を知り、メトフィエスと対峙する。
エクシフの真の目的は、人類文明の負の産物“ゴジラ”を、人類や惑星ごとギドラに捧げ、つまり地球そのものをギドラによって滅ぼさせることだったのだ。
一方、ハルオの同僚で艦橋生物学者のマーティンは、ギドラが異次元の存在で、こちらの宇宙にギドラを手引きしている者がいるのではないかと推察し、メトフィエスこそが手引きの実践者なのではと悟る。マイナを通じてマーティンからギドラ打倒のヒントを受けたハルオは、メトフィエスを退け、エクシフの信仰を否定。そしてガルビトリウムを粉砕する。その瞬間、ギドラは地球の物理法則に囚われその存在が実体化し、ゴジラ・アースの反撃によって撃退され、天地を揺るがすギドラとゴジラの超次元の戦いは集結する。
生き残った僅かな地球人は、かつての文明の産物を捨てフツアと共に生きる道を選び、ハルオもマイナとの間に子どもを授かり穏やかな時を過ごす。しかしハルオは「飽くなき繁栄を人が求める限り、再びギドラが現れる」というメトフィエスの声に、ハルオは文明の萌芽であるヴァルチャーとユウコ、そしてゴジラへの憎しみを持つ最後の一人である自身を葬ることを決意し、ゴジラ・アースに特攻し爆散するのだった。
海の独断的独り言(評)
「GODZILLA 星を喰うもの」は、三部作の最終章である。序章の「GODZILLA 怪獣惑星」や二作目の「GODZILLA 決戦機動増殖都市」を観終わった後の次回作への期待感の様な高揚感は、この作品を観たあとには感じることが出来なかった。ストーリーにしても、期待していた「ギドラ」にしてもそうだが、単刀直入に言えば消化不良は否めなかった。
ボヘミアン・ラプソディ
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ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生
簡単なあらすじ
1927年、前作でニュートとアメリカ魔法省によって捕らえられたグリンデルバルドが、ニューヨークから欧州への護送の最中に脱獄してしまう。同じ頃、ニュート・スキャマンダーは渡米中の問題で課せられた旅行禁止命令解除の条件として、英国魔法省への入省を求められるが難色を示していた。
ニュートはロンドンで恩師アルバス・ダンブルドアと再会し、クリーデンスやグリンデルバルドの追跡の為パリへ行くように依頼され、ニュートはその依頼を受ける決心をします。またニュートの元に、米国からクイニーが恋人でノー・マジ(非魔法族)のジェイコブを伴って現れる。クイニーは非魔法族と結婚できない魔法社会に不満を抱いて米国を離れたのだった。一悶着あり、クイニ―とジェイコブは口論となり、クイニーはジェイコブを残しティナの元へ行ってしまう。ニュートはクリーデンスを追うティナを探しに、ジェイコブはクイニーを追って、パリへ密出国するのだった。
パリでは、サーカス団員として身を隠すクリーデンスとナギニが、自身の出自を探し求めていた。そんなクリーデンス達をティナが追う。そしてニュートとジェイコブも謎を探るのだった。そんな騒動の最中、逃亡犯であるグリンデルバルドもパリに潜伏していたのだった。英国では魔法省の闇祓いたちが、ダンブルドアにグリンデルバルドの追跡を要請するが、彼はかつてグリンデルバルドと「血の誓い」を結んでおり協力できない身だった。
混乱の中、ニュートとティナはフランス魔法省内で再会。リタ、ユスフ、そしてクリーデンスの出自の謎がレストレンジ家の墓地にあることを知る。
その頃、グリンデルバルドは信奉者たちを集めて集会を開いていた。非魔法族の存在は肯定しつつ、非魔法族が引き起こす戦乱の恐怖を煽り、言葉巧みに「魔法族の正統な権利の拡大」を訴える。ひょんなことからその集会に参加していたティナの妹のクイニーは、米国魔法界の法律に嫌気がさしていたこともあって痛く共感するのだった。その様子を監視していた魔法省エージェントは、過剰に反応し集会参加者を殺害してしまうと、一斉に非難が起こる。そしてこの混乱をグリンデルバルドが煽るのだった。グリンデルバルドは青い炎を出し、クリーデンスやクイニーは彼への忠誠を誓い、炎の中へ入っていく。
魔法省エージェント、ナギニ、ユスフ、そしてニュート達は英国に戻ると、ダンブルドアの元へ行き、集会の最中ニュートの飼うニフラーが盗み出した、グリンデルバルドの「血の誓い」の小瓶を渡す。誓いを解くことが可能になると、魔法省のエージェントはダンブルドアの監視を解く。闇の魔法使い達との対決は、刻々と迫るのだった。
一方のグリンデルバルドは、オーストリアの山岳にある居城で、クリーデンスに「君の兄は、アルバス・ダンブルドアだ」と告げるのだった。
海の独断的独り言(評)
全5部作が予定されている「ファンタスティック・ビースト」シリーズは、「ハリー・ポッター」シリーズへと繋がる前日譚だ。二作目にあたる「ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生」では、若きダンブルドアやヴォルデモートに仕える蛇ナギニ(女性と化している)などが登場するなど、いよいよ物語は核心に・・・といった感がある。魔法動物使いニュートを通して、今後はダンブルドアの生い立ちやグリンデルバルドからトム・リドル(ヴォルデモート)への繋がりなどが描かれていくのだと思うと、次回作もさらに期待してしまう。ニフラーを始めとする愛くるしい魔法動物もお約束のごとくユーモアに登場し、物語を盛り上げてくれています。
ドラゴンボール超 ブロリー
簡単なあらすじ
41年前、コルド大王の支配下にある惑星ベジータ。そしてコルド大王は引退し、権力は息子である冷徹で残酷なフリーザへと受け継がれる。その事実にサイヤ人達は恐怖するのだった。
フリーザ一味が帰ったあとの惑星ベジータ。息子ベジータの潜在能力を上回るパラガス大佐の息子・ブロリーの潜在能力の高さに妬みを覚えるベジータ王は、ブロリーを辺境の惑星バンパへ追放してしまうのだった。そしてパラガス大佐もブロリーの後を追う。
それから5年後、スーパーサイヤ人の噂に危機感を感じたフリーザが再び惑星ベジータに。フリーザは惑星ベジータごとサイヤ人を消滅させてしまうのだった。その際に孫悟空ことカカロットは父バーダックの機転によりポッドで脱出させられていた(ちなみにベジータは消滅時に惑星ベジータに居なかった)。
そして時は現在の地球。復活したフリーザが再び地球に襲来。そのフリーザの傍らには、悟空たちも見知らぬサイヤ人の生き残りブロリーとその父親パラガスの姿があった。孫悟空、ベジータ、ブロリーと、今ここにフリーザにより運命を翻弄された3人のサイヤ人による闘いが始まろうとしていた。
圧倒的な戦闘力に苦戦を強いられるベジータと孫悟空。そこにフリーザの陰謀で父パラガスを殺されるのを目の前で見たブロリーは錯乱し、怒りと悲しみで超サイヤ人に覚醒。その力は歯止めが効かずにやがて暴走を始めてしまう。個々の力では太刀打ちが出来ないと悟った孫悟空は、ベジータにフュージョンを提案する。滑稽な合体ポーズに最初はフュージョンを渋っていたベジータだったが、地球壊滅の危機を乗り切る為に渋々承諾し、ここに究極の合体戦士“ゴジータ”が誕生する。
ゴジータvsブロリー、熾烈を極めた戦闘は一進一退。スーパーサイヤ人になったゴジータに対して、ブロリーはさらにパワーアップしてゴジータを上回る力でさらに暴走。戦況の打開にゴジータはスーパーサイヤ人ブルーに変身。渾身のかめはめ波をブロリーに打とうとしたその時、チライとレモがフリーザが奪ったドラゴンボールを使ってブロリーを間一髪で惑星バンバに瞬間移動させてしまうのだった。チライとレモはフリーザ軍の下級戦士で、地球へ向かう道中において二人はブロリーとの交流の中で友情を育んでいた。そんな二人が友人を助けたい一心で、咄嗟にとった行動だった。そして制裁を恐れた二人は宇宙船で一目散に地球から逃亡する。
惑星バンバでは、正気に戻ったブロリーの元にチライとレモが合流していた。そこに瞬間移動で悟空が現れる。悟空は仙豆やホイポイカプセルなどをブロリーたちにプレゼントする。ブロリーと拳を交える中で、好敵手と感じた悟空はブロリーと再戦の約束をする。そんな悟空にチライが名前を尋ねると、悟空は「孫 悟空、それと・・・カカロット!」と答えるのだった。
海の独断的独り言(評)
ブロリーと言えば、劇場版「ドラゴンボールZ」三部作に登場するキャラクターだけど、今回の作品はそれとは関係ないものとなっている。そして今までの作品で断片的に語られてきたフリーザとサイヤ人の歴史が明らかにされている。運命に翻弄される孫悟空、ベジータ、ブロリーの三人のサイヤ人。その運命に深くかかわる元凶がフリーザなのだ。フュージョンは個人的にはあまり好きではないが、戦闘シーンは相変わらず迫力があって楽しめた。「ドラゴンボール超 ブロリー」は、おそらくだけど、このストーリーを核にしてTVアニメとして近いうちにシリーズ化されるような気がする。(悟空とブロリーは再戦の約束もしてるしね・・・)楽しみに待つことにしましょう。