2016年にTBS系列で放映された「逃げるは恥だが役に立つ」(以降「逃げ恥)で話題になった、『自尊感情』についてちょこっと考えてみた。

「逃げ恥」においての自尊感情は、森山みくりの雇用主であり夫の津崎平匡の代名詞となる心理感情なのだけど・・・まずはどういうものなのか?

自尊感情と成功体験

ドラマでは、雇用主の平匡さんがみくりさんの周りに異性の影が現れると、無意識に心の壁を作ってしまう状況に、みくりさんは平匡さんを恋愛における自尊感情を用いて分析するシーンがある(第四話)。

自尊感情はいわゆる自己肯定感ともよばれていて自分自身の価値があると思える感覚を指す。自尊感情が高い人は、過去の“成功体験”を強く意識して自己をより肯定する。逆に自尊感情が低い人は、過去の失敗体験を強く意識して自己を否定するのだとか・・・。

ドラマの中では、「平匡さんはこと恋愛において、自尊感情が全く満たされずにここまできたのではないだろうか・・・?」とみくりさんは推測している。その直後詮索して地雷を踏んじゃうんだけど^^(爆・余談)

成功体験の賞味期限

なんとなく「自尊感情が高い=ポジティブ」「自尊感情が低い=ネガティブ」という感じなのだろうか? だとすると、自尊感情は高く保ちたいと思いますが・・・。

高い自尊感情を保つためには、成功体験を強く意識することがポイント。

ところが・・・成功体験って賞味期限があるように思えるんです(しりつぼみにだんだん効き目が落ちていくような)。逆に失敗体験って、賞味期限が無くていつまでも頭や心の片隅に、頑固な汚れのように残っているような・・・。

そう感じるのは僕だけだろうか?

あくまで自分の体験からくる感じ方なのだけど・・・、こんな僕でも成功体験はある(ごく僅かだけど・・・^^;)、そして情けないかな失敗体験は山ほどある(ρ_・)。だとすると、成功体験は上書き、更新、もしくは新規追加をしていかなければいけないということにはなるまいか?

高い自尊感情を持ち続けるのって大変です。何かいい方法はないものか?

アファメーションで小さい成功を積み上げる

自尊感情は自己肯定感とも解釈される。自己を肯定する方法として、身近に用いられるのが「アファメーション」がある。

アファメーション(affirmation)とは肯定的な断言をする事。個人的な「誓約」をする事。

具体的には「~したい」「こうなれば良いな…」という願望を「~なっている。」と断定して繰り返し唱える事で、潜在意識に働きかけ、変化や成長が遠くの未来にあるものではなく「今・ここにあるのだ」という現実を作り出す事と言われている。

引用:アファメーション(はてなキーワード)

アファメーションはいわゆる自己暗示のようなもの?

本気で宣誓することによって、心のブレーキを解除して「思考を現実化」することが出来るのだそうな・・・。

日々の小さなそしてささやかな目標や願望を肯定して宣言する。自分に「私は幸せです」、「私はお金持ちです」など肯定的な宣言をする事で、それを“言葉の強制力、引き寄せの法則”によって潜在意識に働きかけその宣言を現実化していくみたいな、アファメーションを用いて、成功体験を積み上げていく。それが出来たとするならば、“成功体験の賞味期限”がきてもカバーできるじゃないですかぁ。

いい方法かもしれません。

アファメーションの簡単な方法

1.すべて肯定形で

アファメーションで自分を肯定的に宣誓する場合、宣誓文は書き出すことが大事なのだとか・・・。そしてその宣言文はすべて“肯定形”で書き出すことが絶対条件です(否定的な文言は入れない)。

2.すべて現在形で

書き出す宣誓文は、肯定形且つ現在形で。

例えば・・・

「私はお金持ちになる」とか「きれいなで広い部屋に住む」などは、裏を返せば、「今は貧乏だけど、いつか富を得るぞ」とか「今は散らかった狭い部屋に住んでいるけど、いつか広くてきれいな部屋に住むぞ」と、過去と否定が潜んでいるわけで・・・。

なので、こう宣言するといいかも。

「私はお金持ちだ」とか「私の住む部屋はきれいで広い」

と言うように。^^

3.30秒間、朝と晩の一日二回の宣誓タイム

なりたい自分を肯定形かつ現在形で宣誓文を書いたら、毎日30秒間、朝と晩の2回、鏡に向かい映し出された自分に向かって(目を見てが好ましいらしい)、宣誓文を読み上げて宣誓しましょう。

 

高い自尊感情を保つため、賞味期限を気にせずに成功体験を意識するための、あくまでこれは僕の仮定なのであしからず。でも僕はやってみようと思う。