先月(10月)の映画鑑賞記です。
- マイティー・ソー バトルロイヤル
- ドリーム
- GODZILLA 怪獣惑星
今回はちょっと少なめですが・・・、そんな11月の鑑賞記です。
11月に観た映画
マイティー・ソー バトルロイヤル
簡単なあらすじ
インフィニティ・ストーンについて調る旅の途中で、アスガルド滅亡を目論む、炎の巨人スルトを撃退しアスガルドへと帰還した雷神ソー。しかしアスガルドの状況はがらりと変わっていた。
ソーはロキを連れてオーディンを探しに来たが、突然ロキは謎のワームホールによって移動させられてしまう。ソーはドクター・ストレンジと会い、オーディンの元に移動させてもらう。ソーは再会したオーディンに、アスガルドへの帰還を促すが、死が近いオーディンは、逆に故郷のアスガルドに重大な危機が迫っていることを告げる。実はソーには、現在オーディンの力によって幽閉されている、死を司る凶暴な女神ヘラという姉がいた。オーディンは自分が死によってヘラが開放されてしまうという事実を告げ、光となって散っていった。間もなくして解放されたヘラが、ソーとロキの前に現れた。ヘラはソーが投げつけた自慢のムジョルニア(デカい金槌みたいな武器)を木っ端微塵に破壊し、二人を一蹴する。そしてヘラは圧倒的な力によってソーとロキの二人を吹き飛ばす。
空間を飛び越え、辺境の惑星サカールへ落とされたソーは捕えられ、闘士として売られる。そして闘技場で・・・、最悪の形で戦友ハルクと再会する。
一方、アスガルドではヘラの猛威に圧倒されていた。ウォリアーズ・スリーを含めたアスガルドの戦士らは皆殺しにされ、オーディンの宝物庫の地下に封じられていた、かつての兵士を蘇らせた。そしてアスガルドや九つの全世界を支配すため、ビフレストの鍵となる剣を探し始めていた。
故郷を奪われたソーは、最強の敵ヘラを倒すため盟友ハルク、バルキリー、そして宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を結成。圧倒的な力を持つ死の女神ヘラに、極限バトルに挑む。果たして、ソーたちは史上最強の敵ヘラから、この世界を守ることができるのか? 死の女神ヘラの復讐の目的は? そこには、ソーの運命を変える秘密が・・・。
海の独断的独り言(評)
アベンジャーズシリーズ2作目、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で、ソーはインフィニティ・ストーンの謎と陰謀を暴くため、チームに別れを告げており、ハルクは自分の暴走によって地球の人々を危険にさらしたことに絶望し、独りきりであてもなく宇宙に旅立っていた。本編「マイティー・ソー バトルロイヤル」は、その後のエピソードと思われる。
驚いたのは、内容があまりにコメディ的なところだ。前作の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』がシリアスだったからかもしれないけど、本編の冒頭では、前作の感動的な描写を、劇中劇によって茶化すシーンすらあるくらいだ。超人達が結集する「アベンジャーズ」と、個々のシリーズとで、こういったすみ分けをしているのか?意図は不明だけど。僕的には、この雰囲気は嫌いじゃない。
とはいえ、本編は全てがギャグや絵空事で作られているというわけではない。輝かしき正義の国だと言い伝えられてきたソーの祖国、アスガルドの歴史が虚栄だったことがわかる場面では、アメリカの建国、独立の歴史において、血塗られた犠牲という欺瞞を皮肉っていたりする。こういった場面では、ギャグとして描かれてはいなかった。締めるところはしっかりと締めている。メリハリですね。
あと、タイトル(邦題)のつけ方なんだけど、いい加減に原題に忠実につけてもいいのではないか?(これ“ドリーム”の時にも書いたんだけど・・・)
日本では、「ラグナロク」が馴染みが薄いという理由から「バトルロイヤル」に変更され、「新たなヒーロー達の伝説がはじまるー」「死の女神の復讐がはじまる」のキャッチコピーで11月3日にMCU(マーベルシマティックユニバース)シリーズ初となる日米同時公開となった。
ラグナロクが馴染み薄いって、日本の観客をなめ過ぎてないか? バトルロイヤルと言えば、戦士個々に入り乱れての戦闘でしょ?本編のように敵と味方が明確な場合には適さないのでは。バトルロイヤルの方が意味わからんわ。
あ、この映画もエンドロールで絶対に席を立たないでくださいね。
ドリーム
レビューあります。→
映画『ドリーム』マーキュリー計画を陰で支えた黒人女性たちの戦い
GODZILLA 怪獣惑星
レビューあります。→