永井豪原作の「デビルマン」は、悪魔(アモン)の力と姿を手に入れた(表現が適切ではないかも)不動明が、デーモンや飛鳥了(サタン)そして人間との闘いを描いたホラー漫画だ。馴染みのない聖書からの引用、残虐的な描写や、謀略的なストーリーなど、小学生だった僕には難解で、大人になるまで非常にとっつきにくかった漫画だった。今ではファンだけど。
『DEVILMAN crybaby』というデビルマン
そのデビルマンが、2018年1月5日より動画配信サービスNetflixで、『DEVILMAN crybaby』というタイトルで新作アニメとして配信される。今までもデビルマンは、アニメ作品としてTV版やOVAや劇場版として製作されてきたが、一つの作品を通してラストまで描かれたものはなかった。それが『DEVILMAN crybaby』で実現するらしいですよ。
『DEVILMAN crybaby』の監督は、『夜明け告げるルーのうた』や『夜は短し歩けよ乙女』などの劇場アニメを手掛けた、湯浅政明監督があたる。親友・飛鳥了との出会いから、デビルマン誕生、デビルマン対サタンのアルマゲドンまでの流れを現代風のアレンジを加味した形で描かれる。
YouTubeなどで配信されている『DEVILMAN crybaby』のPV。「トラウマ的衝撃に備えよ」というキャッチフレーズに、僕は心がざわつく。
原作(漫画のデビルマン)において一番のトラウマ的エピソードと言えば、ヒロインの牧村美樹が狂気と化した人間に惨殺されるシーンだ。本作品でも美樹の惨殺シーンは避けて通れない試練と監督は言っていて、暴力的かつセクシュアルなシーンとして美樹の死は描かれるようです。
完成作品を見た永井さんは「本質的な部分はキチンと押さえていて、ちゃんと『デビルマン』になっている。ネットも無く、今の時代を想像できない中で描いた。『デビルマン』が描きたかったものが、現代でも通用すると分からせてもらった」と太鼓判を押す、
引用:MANTANWEB
原作者の永井豪も太鼓判をおす『DEVILMAN crybaby』。配信が楽しみだ。