CINEMA
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先月(9月)の映画鑑賞記です。

  • ワンダーウーマン
  • 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突ルウム会戦
  • 関ケ原
  • ダンケルク
  • 僕のワンダフルライフ

洋画・邦画、アクション・アニメ・時代物・戦記物などなど、結構バラエティに富んだ感じになってます。

9月に観た映画

ワンダーウーマン

簡単なあらすじ

女性しかいない島セミッシラで、プリンセスとして大切に育てられてきたダイアナ。一族最強の者しか持てないと言われる剣に憧れ、強くなるための修行に励む彼女。その過程で自分の中に秘められた能力に気付く。そんなある日、島の沿岸に不時着したパイロットのスティーブを助ける。男という存在を始めて目にしたダイアナの運命は一転。ダイアナは「外の世界」の危機を知り、戦争の首謀者ルーデンドルフ総監こそが戦いの神アレスだと確信。ダイアナは世界を救うため、スティーブとともに島を出てロンドンへと旅立つ。ロンドンについたダイアナだが、閉鎖された世界にいた彼女は外界の異文化に戸惑いながら・・・。

海の独断的独り言(評)

アメリカの人気コミック「DCコミック」から生まれた強くて美しい女性ヒーロー「ワンダーウーマン」の誕生を描いた本作品。僕は見てなくて知らなかったんだけど「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」にも登場してたらしいですね。CMやPVを見てかなり期待していた作品だったが、途中ストーリーの中だるみもあり、不覚にも寝てしまいました。終盤はしっかり見ましたがちょっと惜しかった感がありました。同一の世界観のクロスオーバー作品の『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズは今後もいくつか映画化され、その中でもダイアナは登場するみたいなので、今後に期待です。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突ルウム会戦

簡単なあらすじ

スペースノイドの独立という大義名分(ギレンの本心はエリート選別・・・たぶん)をかざし、地球連邦政府に宣戦布告をしたジオン公国(サイド3)。今後の戦況を有利にすすめる為に、ジオンは人類史上最恐最悪の作戦を決行する。「ブリティッシュ作戦」と名付けられたこの作戦は、連邦最大の軍事基地「南米ジャブロー」にスペースコロニーを落とすというもの。コロニーはジャブローには落とせなかったものの人類の半数を死に至らしめた。この作戦に参加していたランバ・ラルは「これは戦争じゃない、虐殺だ。」と軍に対して憤りをおぼえる。

サイド5では、ジオン支持派の市民と連邦支持派の市民とで内乱が勃発。その渦中にナースとして従事していたセイラがいた。ある夜ジオン派の家が焼き討ちに合うが、セイラは変えがたい運命に翻弄されるが如く、その戦火にのみこまれていく。

またサイド7では、父テム・レイの極意任務(V作戦)を知ったアムロが、その秘密を探っていた。

劣勢を挽回すべく圧倒的な戦力で挑む地球連邦軍はサイド5のルウム宙域に戦力を集結。ジオン軍と対峙する。そしてルウム会戦がついに始まった。ジオンは連邦より開発のアドバンテージをもつモビルスーツの機動力で、連邦の強大な火力を圧倒。その中に「義経の八双飛び」が如く、連邦の戦艦を次々と撃破するシャアが操縦する赤いザクがいた。今まさに「赤い彗星」の伝説が始まろうとしていた。

海の独断的独り言(評)

ゲームやOVAで語られるジオンの宣戦布告からルウムに至る内容とは若干解釈が異なる様な感があるが、安彦良和監督はストーリーとして巧みに昇華させていて、特に違和感もなく観てられます。

今作品で特に印象に残ったのが、ブリティッシュ作戦においてコロニー内の住人を描いて、その作戦の悲惨さや怖さを訴えています。毒ガスによる虐殺。サイド2の住人は何も知らされることなく死に、そしてコロニーは地球へ落とされます。あらすじでも表記しましたが、「これは戦争じゃない、虐殺だ。」と、怒りと悲しみをぶつけるランバ・ラル。1st「ガンダム」ではランバ・ラルは忠実な軍人というイメージがありましたが、ORIGINでは父ジンバ・ラルの謀殺などもあったせいか、自軍であるジオンに対して反骨心を抱いている。

前作までの4部作が「キャスバル&アルテイシア編」この5作目と次回作が「赤い彗星のシャア編」。次回作のルウム会戦後半となる「誕生 赤い彗星」が楽しみです(2018年5月予定)。

なんとなく小耳に挟んだのだけど・・・ルウム編(V,VI)の後も続くとか?真意の程は定かではないけれど・・・。

関ケ原

映画「関ケ原」 正義と野望の衝突

ダンケルク

映画「ダンケルク」見えない敵に包囲される恐怖

僕のワンダフルライフ

簡単なあらすじ

8歳の少年イーサンは母親とある夏の暑い日、車に閉じ込められて苦しんでいたゴールデンレトリバーを助ける。このゴールデンに「ベイリー」と名付けて家族の一員に。イーサンとベイリーは遊ぶ時も寝る時もいつも一緒。ちょっといたずら好きなベイリーの得意技はイーサンが投げたパンクしたアメフトのボールをイーサンの背中越しにキャッチすること。

時は過ぎ、イーサンは逞しく成長し、高校のアメフト部で将来有望な選手として活躍するようになる。そして恋人ハンナとの出会いと別れ、両親の離婚など・・・、そしてベイリーは老衰で天命を全うする。

その後ベイリーは雌のシェパード「エリー」として生まれ変わり、カルロスという新たなパートナーと出会い警察犬として大活躍。ある事件で名誉の死を遂げる。そしてまた・・・今度はウェルッシュ・コーギーの「ティノ」として生まれ変わりマヤという女性に飼われ、幸せな人生?(犬生)を過ごす。そしてまたまた生まれ変わったベイリーは、ミックス犬として生まれ変わり若い男女に飼われるが捨てられてしまう。彷徨うベイリーはある「懐かしい場所」に辿り着く。その懐かしい風景を見たベイリーの奥底から大切な記憶がよみがえる。「大好きな友達イーサンの家だ。」と・・・。

海の独断的独り言(評)

「犬好き、必見!」「ペット(特に犬)ロス経験者は号泣間違いなし!」

僕は以前コーギーを飼っていて、5年前に他界しているので。この映画は非常に堪えました。(また劇中に登場するコーギーのティノが、顔の白毛のレイアウトがうちの娘ウラン(犬)にそっくりで、それだけで泣ける)

この映画では、人間の寿命に対して短い犬の寿命を生まれ変わりで、一人の少年(青年)への変わらぬ愛情を繋げている。そこに涙腺刺激スイッチがいくつも潜んでいる。

印象的だったシーンは、やっぱりイーサンとベイリーの再会シーンかなぁ・・・。ミックス犬として生まれ変わっていたベイリーは、イーサンを見つけ家に居つこうとするが、イーサンは当然ベイリーとは認識していない。何とか自分がベイリー(イーサンがとりあえず付けた名前はバディ)だとイーサンに思い出して欲しいと、ベイリーはイーサンのところにパンクしたアメフトのボールを持って行く。そこでベイリーはイーサンの背中越しにボールをキャッチする特技を見せることに成功。イーサンはこのミックス犬がベイリーだということに気づく。(こんなことが自分の身にも起こって欲しいと、ペットロス経験者は誰もが願うシーンじゃないかな?)

中途半端なハリソン・フォードことデニス・クエイド(老いたイーサンを演じる)に懐かしさを感じたのは、僕だけかなぁ?