CINEMA
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12月言えば「お正月映画」。でも2017年のお正月映画は、注目作が少なかったように感じたのは僕だけ?『スターウォーズ/最後のジェダイ』くらいだったもんね。

ということで、12月は以下の4本の映画を観たのさ。

  • ジャスティス・リーグ
  • 探偵はBARにいる3
  • スターウォーズ 最後のジェダイ
  • DESTINY 鎌倉ものがたり

洋画、邦画、それぞれ2本づつの12月でした。

12月に観た映画

ジャスティス・リーグ

簡単なあらすじ

『バッドマンVSスーパーマン』で自らの命を犠牲にして世界を救ったスーパーマン。スーパーマン亡き後、世界では謎の生物パラデーモンが出現。バットマンことブルース・ウェインは、パラデーモンによる脅威に立ち向かうために仲間集めに動き出します。

同じ頃、ワンダーウーマンことダイアナの故郷セミッシラをパラデーモンを率いたステッペンウルフが強襲。島で大切に守られていたマザーボックスが強奪されてしまう。セミッシラからメッセージを受けたダイアナは、世界が危機に瀕していることを知る。そしてダイアナはブルースを訪ね、世界に危機が迫っていることを告げる。そしてこの危機に立ち向かうために、二人は仲間集めに動く。

アクアマンことアーサーは、ブルースからの誘いを蹴り、水中の王国アトランティスに向かう。アトランティスでは、ステッペンウルフが襲来していて、仲間たちやアーサーの妻であるメラが、マザーボックスを守る為の戦いをしていた。そこに駆け付けたアーサーだったが、ステッペンウルフにマザーボックスを持ち去られてしまう。

なぜステッペンウルフはマザーボックスを狙うのか?

はるか昔、ステッペンウルフはパラデーモン達と地球に侵攻。それを阻止する為に、人・アマゾン・アトランティス・グリーンランタンが共闘。ステッペンウルフを追い払い、その際に奪った3つのマザーボックスは3種族(アマゾン・アトランティス・人)それぞれで守ることになった。マザーボックスはステッペンウルフの道具で、3つのキューブを融合させると星を破壊する力を持っていた。ステッペンウルフはスーパーマン亡きこの時を絶好のタイミングと考え、マザーボックスの奪取を行い、世界の再構築の準備を進めていた。

ブルースとダイアナは、フラッシュことバリー、サイボーグのビクター、そしてマザーボックスを奪われたことを機に合流したアクアマンであるアーサーと“ジャスティスリーグ”を結成し、ステッペンウルフに立ち向かう準備をしていた。

ある日、ゴッサムのゴードンが発したバッドシグナルをブルースたちが見つけ、シグナルの下に集結する。そしてパラデーモン達による誘拐事件と世界の危機向けての協力を約束する。ブルース、ダイアナ、バリー、ビクターは誘拐された人々の救出に向かうが、そこにはビクターの父を含めた大勢の人がいた。ジャスティスリーグの4人は、誘拐された人たちを無事に逃がすことには成功したが、強力なステッペンウルフに押され、彼を取り逃がした上に、全員海に沈められそうになる。水に飲み込まれそうになった瞬間、アーサーが現れ彼らを救うのだった。

ブルースの基地に案内されたメンバーはブルースから、クリプトン星人の飛行船の力とキューブを使って、スーパーマンを復活させる提案を受けるが、レックス・ルーサーのような怪物を生み出す可能性もある事からダイアナは反対する。しかしブルースは、この危機的な状況にスーパーマンの力は絶対に必要で、危険を冒してでも挑戦するべきだと主張する。結局ブルースに説得されメンバーは、スーパーマンを甦らせる準備を進める。そして困難を克服してスーパーマンを甦らせることに成功する。

しかし甦ったスーパーマンは記憶が混乱しており、ダイアナ、アーサー、バリー、ビクターに攻撃を加え、4人も応戦するが圧倒的なパワーに倒されてしまう。しかもスーパーマンとジャスティスリーグが戦うどさくさに、ステッペンウルフが現れ、残されたマザーボックスを奪って行ってしまう。

蘇生は成功したが、スーパーマンの協力は見込めず、落ち込むメンバーだったが、世界の崩壊まで時間がないため、お互いの結束を深め、危機に立ち向かう決意をする。ビクターがマザーボックスの反応からステッペンウルフの居場所をつきとめロシアに向かう。

ステッペンウルフが元原子炉内でマザーボックスの融合を進め、地球の滅亡を進める中、ジャスティスリーグはステッペンウルフの野望を阻止することが出来るのか? そして復活したスーパーマンの動向は?

エンディングまで目が離せないワクワクな展開に夢中になること間違いなしです。

海の独断的独り言(評)

9月に観た『ワンダーウーマン』が不満の残る作品だったので(あくまで主観です)、この『ジャスティスリーグ』も全く期待していなかった。その結果が、封切り日から2週間以上たった日曜日の夜、『探偵はBARにいる3』を観ようと映画館へ行ったら、既に最後の上映が始まっていて観れなかった。「せっかく来たのだから何か観て帰ろう」と思い、たまたま10分後に『ジャスティスリーグ』が始まるので、仕方なく観たのだけど、感想はいい意味で裏切られたというか何て言うか・・・。

バットマンは“ダークナイト”シリーズ、スーパーマンは「マン・オブ・スティール」が好き。と言うように、ちょっと僕の頭は凝り固まってます。

でもこの作品『ジャスティスリーグ』は、正直面白かった。

映画全体としては、若干暗めのシリアス調だけど、コメディ的な部分もあり(コメディはフラッシュ担当、あとスーパーマンも一部担当している)で、全体的に単調な雰囲気にはなっていない。っていうか、「スーパーマンがコメディ担当ってどういうこと?」って感じですが、それは「この作品を観た方のみぞ知る。」ということになる。

とにかく、強すぎるスーパーマンは結構笑えるのです。

探偵はBARにいる3

レビューあります→

映画『探偵はBARにいる3』最悪の依頼人の悲しすぎる真実

スターウォーズ 最後のジェダイ

レビューあります→

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DESTINY 鎌倉ものがたり

簡単なあらすじ

人はもちろんのこと、道を歩けば、魔物や幽霊、妖怪や仏様、死神までも現れる。人と人ならざるものたちが仲良く暮らす街、「ここ鎌倉は、鎌倉だぜぇ」

そんな鎌倉に暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに嫁いだ若妻・亜紀子(高畑充希)は、その生活に毎日が驚きの連続だった。

小説家に加え、鎌倉署の捜査(心霊捜査)にも協力する正和は、鉄道模型や熱帯魚など多趣味で忙しい毎日を送っていた。そんな一色家には、実年齢130歳? の家政婦・キン(中村玉緒)、腐れ縁の編集担当・本田(堤真一)、果ては貧乏神(田中泯)が居座るなど個性豊かな面々が次々に現れ騒がしい日々。亜紀子の理想とはちょっと違うけれど、楽しい新婚生活が始まった。

ある日亜紀子は正和の趣味部屋で古い原稿を見つけます。正和に渡すと、「これは甲滝五四朗のものだよ」と顔色を一変させます。正和には亜紀子に隠していた“家族の恥”という秘密があった。

ある日、亜紀子は原稿依頼の伝言を正和に伝えに、正和のいる居酒屋まで走っている最中に石段で何者かに足をすくわれ転んでしまう。これを機に亜紀子は自分の身体の異変に気づく。亜紀子は転ばされた時、魂が抜けてしまい、霊体になってしまっていたのです。そして遺体が行方不明になっていたので、亜紀子も確信が持てずにいたのでした。そして、程なくして死神(安藤サクラ)が現れ、亜紀子を黄泉の国に連れて行こうとします。

ある日、亜紀子は正和へ手紙を残して黄泉の国(あの世)に旅立っていきました。失って初めて気づく亜紀子への愛。正和は亜紀子の命を取り戻すため、一人黄泉の国へ向かう決意をする。そこで彼を待っていたのは、亜紀子を黄泉に連れさった魔物たちと・・・、そして正和が隠し続けてきた“家族の恥”の秘密の謎が明らかに?

正和は亜紀子の命を連れ戻すことが出来るのか? そして“家族の恥”の秘密の謎とは?

一色夫婦の命をかけた運命が、今動き出す。

海の独断的独り言(評)

ストーリーは、夫婦・家族の愛を奇を衒うことなくストレートに描いた作品だなぁって感じです。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『永遠の0』や『STAND BY ME ドラえもん』などを手掛けた山崎貴。鎌倉や黄泉の国に現れる魔物や幽霊、妖怪や仏様、死神など色々個性的なキャラクターの特殊メイクも見事で、海外のそれと比べても見劣りするものじゃない。

そして全編を通して、特に鎌倉の街並みの雰囲気がとてもいいのだ。現実と虚構の狭間というか、独特なノスタルジーを感じる雰囲気なのです。

そして兎に角、一色亜紀子を演じる高畑充希が可愛い。どれだけ主人公のことが好きになれるかも、作品を楽しみ、心を動かされる上で重要な要素だ。僕は、映画の前半部分から高畑充希演ずる亜紀子に、すっかり虜になってしまいました。^^;

僕の様に虜にされてしまった男性、また女性も多いのではないでかな。

あとエンドロールは必見です。見ないで席を立っちゃった人はもう一回見なきゃ。^^;